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マラウィのドライビングスクール その2 


じいさんのお経のような歌声にのってレッスンは進み、
遂にレッスン最終日。
でも、じいさんから受けた教えは結局何になったのだろうと今でも考えちゃう。
異常な状況にあっても笑いをこらえて運転できる平常心、かしら。
小さな車にマラウィのじいさんとふたりっきりで
じいさんの「スロ〜ダウンシグナ〜ル」の歌にあわせて
ハワイアンの様に手を振ったり、小学校の頃習った自転車の右折、左折の
シグナルを大真面目にやらなきゃならないなんて!
運転中顔がピクピクこわばりました。
頭の中は「これは何?何なの?ここはどこ?」ってかんじ。
初めて参加したマーティンは後ろの座席で真っ赤な顔してるし。

1時間ずつのレッスンだったんだけど、
終わる頃には雨が降ってきて、それもアフリカらしいスコールで、
スクールの小さな駐車場に車を入れた頃にはかなりひどい降りになってました。
じいさんが降りられるように車を止めたんだけど、
じいさん降りたがりません。聞くとどうやらじいさん家まで送って
欲しかったらしいのね。車は持ってないし、雨だからって。
教官が車を持っていないというのも恐いようだし、気の毒だったんだけど
その日は用事があったので、家までお送りすることができませんでした。

さて、試験の日。
試験会場に向かうと、スクールの受付嬢とじいさんが二人で私を待ってました。
見守りにきたみたい。受付を済ませ、先ずは口答試験(!?)
そう、学科は口答なのだ。
試験管一人のいる小部屋に呼ばれて。机の上にある道路標識表下敷きから
指で選びながら質問をされる。全部で3問ほどでした。
しかし!敵は裏をかいてシンプルかつ難しい問題を出してきました。
なんと上の3つ。中に絵がないやつ。
これらは何と呼ばれるか、どういう意味か。
こちらは中に絵がある奴、例えば「学童注意」とか「ヤギに注意」とか
スピード制限とかそれぞれの意味を一生懸命覚えてきたのに、
やられました。
いっしゅん頭の中が真っ白になって、特に三角の下向きと上向きが
ごっちゃになって変な答えをしちゃった。何も書いてない奴の名称も
思い出せなかったし。
ここで私は落とされたのかモネ。
ありゃりゃ〜とがっくりきたものの、そのまま実技試験に突入し
あとは前回書いたとおり。敗れたり〜。
恐るべきマラウィの免許試験。あなどれないぜ。
そこかしこに思わぬ落とし穴があって、ホントにあなどれませんでした。
後に、日本で何十万も出して学校に通い、試験もうけましたが、
全て一回でパスし、何のアクシデントもなく、とっても楽でした。
やっぱり、安い話には裏があるのね。150円ぐらいで免許を取るには
スペシャル・テクニックがいるのね。
スライドする椅子を足腰で固定するテクとか
気合いで4ギアを見つけるテク、とか。
でも、ああ面白かった!


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