本文と全く関係ないけど
マダガスカルの子供たちです。


マラウィの騒々しい夜

South Africa は雨また雨です。
雨の中カメラを持ってうろつくわけにもいかないので、
ちょっと前、マラウィという国に住んでいたときの
恐い夜の話をします。
一口にアフリカといっても広いです。
アジアの国々が日本とは全く違うように、
アフリカも国によって人々の生活は異なります。
マラウィは世界でももっとも貧しい国の 一つで
私はそこにおよそ3年間住んでいましたが、
かなり、「暗黒のアフリカ!?」っぽい暮らしを
体験しました。面白いこともたくさんあって、
これはその時書いた手紙の一部です。


今チポカという湖のほとりの町(村?)にいます。
びんぼーなところです。
2日にいっぺんは市場に行くんだけど、
なーんにもねえんだ。
小さい2〜3センチのトマトと1.5センチぐらいの
玉ねぎとバナナ、オレンジ、アボカド、あと中国野菜が
一種(苦いほうれん草みたいなの)、それだけ。
大玉ねぎも、ジャガイモもにんにくもにんじんも
レタスもきゅうりもパイナップルも なーんにもないのよ!
パン屋もありません。パンは1週間に一度くらい
どこからか運んでくるんだけど、
月曜の午後来るって言うからパンを扱ってる
たった1軒のストアーに行くと
「まだ来てねーだ、Maybe Tomorrow」
その次の日も「Maybe Tomorrow」
やっと手に入ったのは木曜の夕方、しかも
カチンカチンなの。月曜に焼いたのをずっと
放置しといたんじゃないかって感じ。
卵を扱っている店もたった1軒で、
1日20〜30個ぐらいしか売ってないから
夕方行くともうないの。きっと裏に鶏飼ってるのね。
みーんな毎日ンジマという、すんごくまずい
とうもろこしの粉を練った物を食べてます。
あたしも試してみたけど、あれだけはいただけない。
石鹸のような味。それに豆を煮たものがつくだけ。
時々中国野菜と、魚の干したのがおまけにつくけど、
マラウィの主婦の基本レパートリーはそれだけで、
よくあきないこと。まあ、飽きる飽きないの問題じゃ
ないけど、工夫しようって気もないみたい。
この材料じゃ気持ちはわかるけどね。

ところで、昨日恐ろしい事件がありました。
真夜中のことです。
夜中1時過ぎにMartinがあたしを揺り起こすの。
「何かが食べている」って。
突然のことで何だかわからず、ぼーっと耳を澄ますと
部屋のあちこちでしゃりしゃり、かさかさ、
ごそごそと音がしている。しかもかなり騒々しい。
最初はネズミかなと思ったのよ。音はかなりでかいし、
ネズミが10匹ぐらい走り回ったら
こんな音だろうなって感じだったので。
2人でじーっと耳を澄ましていると音はどんどん
大きくなる。アリかもしれない。アフリカのありは
すごくでかい。 しかも集団で動くと本当にうるさい。
道を歩いていても、5M先から聞こえるぐらい。

2人は蚊帳の中で恐ろしい想像をしながら震えてました。

しかし、よくよく聞くと羽音もする。
ごきぶりである。
この町は電気は通っているんだけど、
夜の9時には切れちゃうの。
真っ暗な中無理して眠ろうとしたけど、
あんまりうるさいし、もし蚊帳を食い破ったらと
思うとすごく恐ろしかったので、
ついにMartinは立ち上がりました。
本当に恐かったのよ!暗いから想像力は膨れ上がるし、
何十匹ものごきぶりが部屋中を走り回り、 飛び回り、
食い荒らしているかと思うと ぞぞーだわよ。
Martinは蚊帳を出るとロウソクと
マッチを探し、(いろんな物をひっくり返しながら)
サンダルを片手に殺りくを始めました。
パシッ 「ONE」、パシッ 「TWO」、、、、
パシッ「SIXTEEN」、、、、、、、、

あたしは蚊帳の中でふるえてました。


ごきぶりは部屋の中逃げ惑い,蚊帳に張り付くやら 大騒ぎ。
そのうち部屋一面ごきぶりの死がいだらけになって
Martinもどれが死んでる奴で、どれが生きてる奴やら
区別がつかない。20匹以上殺したところで
もう大分静かになったのであきらめて
再び寝に入りました。まだカサカサしてたけどね。

翌日 部屋の中のトマトやら何やらはみんな食い荒らされて
穴だらけ。(冷蔵庫など、誰も持ってない)
ここは実はチポカの駅長さんの家で一部屋200MKで
(3000円)借りたの。そう悪くない。
ペンキは何十年も塗ってないし,台所の床で火を焚いて
料理してるので部屋はどこもすすで真っ黒。
みかけはすごく不潔っぽいけど雇い人の男の子が
毎日掃除して、床まで洗ってるのでかなり清潔。
それでも、蚊がものすごいし、特にバスルームなんて
大群。刺されないように踊りながら使用してます。
トイレは通常流れないし,電気は裸電球一つで暗いし、
窓という窓には昔、網戸が張ってあったらしいけど
今はすべてカーテンのように風に揺れてます。
まあ。リッチなアフリカンの生活ってとこかな。
今のところそう文句はない。
が、昨夜のごきぶりには本当にまいった。


Viva Malawi!





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およそ2ヶ月のピーチです。
もうそろそろ飛べるかな。
毎日翼をパタパタして、練習しています。

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