ナミビアの中央北部には、シュッピッツコッペという
奇岩の地があります。ひどく乾燥した場所で、
何十キロ四方も見渡す限り巨大な岩の山々が
続きます。一番高い岩はなんと1730Mの高さ。
この岩山は、長い時にさらされて岩肌が
サンドペーパー状になっててすごく登りやすいので
ここでキャンプするときは、年齢に関係なく大抵
ツアー参加者全員で岩登りして、てっぺんでアフリカの
でっかい夕陽を拝みます。
その眺めったら、もう死ぬのが恐くなくなっちゃう程。
変な表現だけど、あたり一面SFのような巨岩が
広がり、人っ子一人見えない静けさの中、この世のものとも
思われない太陽が地平線に沈み、すごい赤、すごいオレンジ、
空がゆっくりゆっくり暗青に変わっていくそのグラデーション。
地平線はどこまでも広がり、 ゆっくり星が輝き始める。
そして星空。プラネタリウムよりすごい星。天の川。
何だかとても地球が身近に感じられて、
しかも時間の流れが変わって、自分が「悠久」の一部に
なったような気がするんだな。
西行の「願わくば花の下にて春死なん」をコピーして、
「願わくばシュピッツコッペの岩にて今死なん」 ってな感じ。
地球で一番大好きな場所の一つです。

し、か、し、美は地上のみにあらず。
この場所は宝石の産地で有名なんです。
しつこいようだけど、光り物は私のパッション!
ここにくると、私のポケットは石の重みで綻びはじめます。
頭をたれて歩き回るだけで、水晶、トパーズ、フロライトなど
自分でも見つけられるし、シュピッツコッペの入り口や
このあたりの道路には地元の人が沢山石のお店を出してるの。
お店といっても、暑い中地面や団ボールの上に自分で掘った
石を並べて売ってるだけなんだけど、やはり地元の人しか
知らない秘密のスポットから掘り出したらしい、トルマリン、
アクアマリン、ブルートパーズや美しい水晶たち、
ガーネットなど もちろんラフストーン、つまりカット
してない原石がすごく安く手に入るの。
もちろん本当に質の良いものは、お店に売られて
その残りだと思うんだけど、道路脇に座り込んでいる人を
見るたび車をとめて、輝く石達をチェックし、値段交渉を
する楽しみは何物にも代えがたいです。よーく見ると、
何千年も昔に閉じ込められた水滴を含んだ水晶とか、
ひびのないきれいな青のトパーズとか見つかって
まさに宝石を見つけた喜び!
しかも一個100〜200円程度!


大好きなトルマリン。手前のは、緑と青


シルバー トパーズの原石


ラフカットされたブルー トパーズ


そして、きちんとカットされ、
(このカットが結構高いんの。
宝石の値打ちはカットであがるもんね。
カラット数ごとに値段が上がります。)
Jeweler(金細工師)によって 注文のデザイン通りの
オリジナル アクセサリーと なります。






シュピッツコッペで手に入れた
ブルートパーズの原石をカットしてもらって
白金にセットした豪華なネックレス。
実物は写真よりちょっと小さいぐらいで
首の根元のくぼみに石がおさまるように
鎖は短めのチョーカー風。
去年の自分への誕生日のプレゼントです。
毎年毎年世界に一つしかない自分だけの
アクセサリーを作るんだけど、 今年は何にしようかなあ?
またナミビアに行って掘り出してきますね!



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