これはアフリカのマラウィという国に住んでいた時、
私(千晴)の書いた手紙の一部です。

ごきげんいかが?
アフリカのマダムからのお便りです。
ずいぶんご無沙汰してごめんね。返事が期待できないとなると
何だか筆をとるのがおっくうになっちゃって。
やはり人は見返りが必要なのね。
何故マダムなのかというと、私にもわかんないけど、ここでは
白人は(リッチな黒人も)みーんな「マダム」と呼ばれるのだ。
男の人は「サー」。
だから朝起きるとメイドのサラが「グッドモーニング,マダム」
庭師のロジャーが「ハローマダム」
街に出ると、果物・野菜売りが「バナナ、マダム!マンダリン、マダム!」
夕方になるとやってくるウォッチマン(夜の不寝番。
どの店もどのリッチな家も雇う) 「グッドイブニング、マダム」
最初は調子くるったけどね、。
どうみたって私は「ミス」か 「マドモアゼル」じゃないのか?ってね。

マーティンにいたっては「マスター」と呼ばれている。
マスターヨーダみたいね。

いやはやここは面白いよ。
書くことはたくさんあってきりがないわ。
へんな国だ。
一番違いを感じるのはもちろん金銭感覚。
1US$がブラックマーケットで7.8マラウィクワッチャ(MK)
なんだけど、 庭師のロジャーは1ヶ月300MKもらっている。
約4000円よね。
しかし彼には妻が1人と子供が6人いるのだ。
主食はメイズ(とうもろこしの干したのを練ったようなもの。
すごくまずい。) で、肉は週に一度食べられるかなってぐらい。
メイドのサラも300MK。
だんなさんは200MKぐらいもらっているらしい。
でも子供は11人。(二人は再婚なのでつれ子がたくさんいる。)

一度家を見せてもらったけど小さなごちゃごちゃした部屋だった。
マラリアの子供が寝てて、何故か日本の着物をきた美人の写真が
3枚壁にはってあった。
そして、彼らはいい生活をしている方なのだよ。
もちろん。
「ふーん」でしょ?
日本の感覚じゃやってけないよね。
口紅を6000円で買ったなんつったらすごく憎まれそう。
とにかく貧しー国なので金の保管には気を使うわ。
いつも身に着けてます。

でも!アイスクリーム屋もスーパーマーケットも、
ハンバーガーもありました。 リッチな人しか行かないけどね。
今コリアンレストランがお気に入りなの。
6MKでおいしいビーフカレーが食べられるわ。
といっても日本のおいしいお米とは比べものにならないけど、
なかなかいける。地元の人のメイズと脂ぎったチキンのランチは
とても胃に悪そうでいただけない。
日本食が恋しいわ。

つづく。


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