これは私がアフリカのマラウィという国から
母に書いた手紙の一部です。

ところで今、何と運転免許取得の野望に燃えています。
前にも書いたように、すっかりその気になった
私はマラウィに着いてすぐ、
運転免許の問い合わせに警察署に出向きました。
オフィサーはまず、私の年齢を聞いた上で
(20才以上に見えなかったのだろうか?)
細々説明してくれたんだけど
何とまず最初にすることは、「仮免」を買う。
その上で路上(公道よ)練習をして、テストを受ける。
テストは実技と口答試験(紙がないのだろうか)とのこと。
その日はもう時間がなかったので
次の日仮免を買いに行きました。びっくり。 何と7KWATCHA。
50円かしら。 (今は$1=15KW) 
そしてテストの日を予約したんだけど、
大勢の人が待っているとのことで
私のテストは4ヵ月後の4月20日となりました。
みたところ、1時間にたった1人ずつしかテストしないみたい。
試験官は1人しかいないのだろうか。

で、そのテスト代が10クワッチャ。
全てうまくいけば合計17クワッチャ(110円?)で
私はドライバー!!
なんて安いんだろう。日本だったら「年齢×1万円」と
いわれてるのに!!と感動したものの、一般の人にとっては
それでも大枚の金。例えばオドルフのメイドのサラなんて
1ヶ月350クワッチャで10人の子供を養ってるもんね。
「公道で練習」といっても自動車学校に行く必要はない。
もちろん学校はあるけど、車を持っている人は自分で
練習すればいいのだ。ただし免許を持っている人が
必ず同乗すること。あと、Lと書いた札を
車の前後にぶら下げること。(Learnerってことだと思う)
Lカードは店で買えるというので
行ってみたら、25クワッチャ。高い。
運転免許より高いとは。
ただのボール紙。道理でみんな
手書きのLカードをぶら下げて
いるわけだ。25クワッチャだして
買うもんじゃないわ。あたしはつい
買っちゃったけど。
そして警察署で交通ルールの本を
買おうとしたら、今は品切れで
1月か2月には手に入るでしょう
とのこと。他では買えないし、
警察が交通ルールのテキストを
切らしてるなんてそんなのあり?
とおかしくなりました。
でもオフィサーは親切にも自分の本を貸してくれようと
探してくれたんだけど、見つからなかったみたい。
1月にまた行ってみます。
とにかく、まだ町中では走らないけど、
(でもみんなLカードぶら下げてすごくノロノロ 走ってるのよ!!
のん気でいいけど。)
おとといは田舎の道を80Km程走りました。
ヤギが時々飛び出してくる他はほとんど対向車もなく、
平和なドライブでした。 (ヤギはすごくバカ。車が全く、
見えないみたい。) ま、そんなこんなで楽しくやってます。
時々「どうやったらこんなことが可能なんだ」
というようなものを路上で見ます。
全く何も障害物のないとこでひっくり返った
大型トラックを今日は2つも見ました。
1つは道一杯にレンガを撒き散らし、
1つはとうもろこしの袋を撒き散らし(すごい大型トラック)
交通を一日中ストップさせてました。
でものん気に一日かけて荷物を積みなおし、
怪我人もなく、平和なマラウィです。

この間は道を平らにする大きな重いローラートラック
あるじゃない、あれが完全にひっくり返ってるのを
見ました。本当に不思議。
ガソリンを運ぶ大きなタンクが転がってるのも見たわ。
ガソリンは道からあふれ、道端の草むらにも流れ込み、
何十人もの人がそれぞれコップや瓶などを手に、
一生懸命すくってました。あれって無料になるのかしら。
道に落ちてるものはタダよねえ。

とにかく、これならテスト(運転免許)はすごく簡単に違いないと
思う一方、もしかしたら「車を横転させるテクニック」
を身につけないと、マラウィドライバーには
なれないのではないかと不安に思うこの頃です。
ともあれ 人々はどこでもイライラするぐらい
ゆっくりゆっくり走ってます。


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