数年前 ナミビア・ツアーを行った時、ある国立公園でキャンプしました。
とてもきれいな湖の隣にテントを張って、夕暮れ時には野生の動物達が
水を飲みにくるのを眺めて楽しみました。
その時のツアーグループには、いろんな人がいましたが、
20代の人が殆どでした。
夕食の後、みんなテントに寝に行きましたが、
若い女の子二人は動物を怖がって、車の中で寝る事にしました。
真夜中過ぎに私は ワイルドドッグの群が遠吠えしている声で
目を覚ましました。どうやらキャンプ場を囲んでコーラスを始めたようで、
月に向かって悲しそうに訴える声が夜のしじまに響きます。
私は静かにテントを開け、そのまま横たわって満月を眺めながら
野生の合唱に聴き入りました。
他のみんなはテントや車の中でじっとしているようです。

ふと、いいことを思いついた私は
軍隊でやるように腹這いになってそっと車に近づきました。
二人の女の子が寝ている車までくると、その横に体を横たえ、
まずドアを爪で何度か軽くひっかいて音をたてました。
車の中では即座に反応がありました。
おびえたようなささやき声と、あわただしい動き、そして車の窓は
全て閉められました!
次に肩で車を数回揺らすと、ますますささやき声は高くなりました。
wild dogs の群はキャンプ場から離れて行ったようで、
吠え声は遠くなっていきます。
私は最後に車のドアに手をかけ、ゆっくり開けてみました。
とたんにドアはバタンと閉められ、全てロックされました。
内心大笑いしながら、テントに戻り、安らかに眠りにつきました。

次の朝一番に、私は震え上がった女の子達に起こされました。
"車のそばに何かの動物がいたの! ドアも窓も閉め切って
一晩中暑くってたまらなかったわ!それに、信じられないことが
あったのよ、そのうちの一匹が車のドアを開けたの!
こんなことってあり得る?"



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